宮田晃碩・近藤康久|生活文化が「知」となるために――オープンチームサイエンスという方法論

12月15日に東京大学駒場キャンパスで開かれた第10回東京セミナー「地球環境と生活文化」に参加し、「生活文化が「知」となるために――オープンチームサイエンスという方法論」という題でポスターを出展しました。
オープンチームサイエンスプロジェクトが開発している方法論について紹介すると共に、シンポジウムのテーマである「地球環境と生活文化」に関してこの方法論がどう寄与するか、という内容の発表をしました。今回特に「様々な知の生活空間に住まう主体が、共に環境問題の〈不確かさ〉に向き合い〈探求の共同体〉を作る方法論」としてこれを解釈・紹介しましたが、この関心は多くの参加者と共有されたように感じます。
第8回から東京大学大学院リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」との共催で開催されている東京セミナーですが、この企画自体が超学際的な取り組みであり、今後も継続される予定です。オープンチームサイエンスの方法論がさらに裾野を広げ、実質を豊かにしていくことが期待されます。

(宮田晃碩)